唐木仏壇選びの豆知識
材料・工夫
- 総無垢:天然唐木材(黒檀や紫檀)をそのまま使用したお仏壇。最高級仏壇となり、無垢材の風格が漂うたたずまいです。大変重たいです。
- 練り:芯材に厚さ7mmの無垢板を練り合わせる工法です。練り仏壇は、高級仏壇として位置付けられています。練っている面の数によって、前練り、二方(両面)練り、三方練り、四方(総)練りに分かれます。練っている面が多いほど高級品となります。
- 杢張り:芯材に厚さ0.3mmの無垢材を張り合わせる工法です。薄くスライスした無垢材は、合板でいう突き板と同じです。
- フィルム転写:唐木風の木目を転写したフィルムを芯材に張り合わせる工法です。天然唐木材を使用しません。一番安価なお仏壇の工法です。
- ウレタン塗装:通常の唐木仏壇の塗装で、艶有り塗装です。
- オープン塗装:ウレタン塗装の艶消し仕上げです。表面の木目の良さを生かす高級な塗り方です。練りや無垢のお仏壇にしか原則塗ることが出来ません。
- 漆すりこみ塗装:天然漆を唐木の木目にすりこんで、木目の風合いを生かした高級艶消し仕上げです。練りや無垢のお仏壇にしか原則塗ることが出来ません。
唐木仏壇は、材料・工法・製造地・細工の手間のかけ方によって、価格が決まります。