紫檀系 桜Ⅱ16号、唐木モダンのお仏壇へお買い替え。浄土真宗本願寺派、滋賀県彦根市のお客様
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日本を代表する産地彦根で、こだわりの手造り仏壇を製造しております、井上仏壇の井上昌一と申します。
滋賀県彦根市のお客様より、紫檀系 桜Ⅱ、唐木モダンのお仏壇へのお買い替えをいただきましたので、ご紹介いたします。
滋賀県彦根市のお客様 紫檀系 桜Ⅱ 16号 日本製 唐木モダンのお仏壇 浄土真宗本願寺派
以前からお付き合いのあるお取り引き先の知人の方より、お仏壇のご相談をいただきました。同居されていた奥様のお母様が亡くなられて一周忌を迎えるとのことで、お仏壇を求めたいとご希望でした。実は一年前にもご来店いただいたのですが、それがもうすぐ四十九日を迎える頃でしたので、検討する時間が短いためご購入を延期されていました。ご自宅には、同じ敷地内にある母屋にご主人様方のお仏壇があるそうです。離れにご夫妻と奥様のお母様がご一緒にお住まいでした。お母様が守ってこられていたご実家の古いお仏壇を引き継ぐ方がいないため、娘さんである奥様がそれを引き継ぐ形でご自宅の離れの仏間に合う新しいお仏壇へのお買い替えとなりました。
ご宗旨は浄土真宗本願寺派でしたので、伝統的な金仏壇でも唐木仏壇でもお選びいただけたのですが、当店の展示場で色々なお仏壇を見ていただく中で気に入られたのが、シックな唐木モダンのお仏壇でした。伝統的な唐木仏壇よりもすっきりとしたデザインで、和室はもちろん洋室でも違和感のないお仏壇です。ご自宅の仏間寸法に合うものであることや収納が多いことが決定打となりました。
ご納品時のようすです。ご自宅の仏間にぴったりで、すっきりしたデザインがうまく調和しています。
ご本尊は阿弥陀如来像(総香木・眼入り・金泥書き・八角台座)をお選びいただきました。両脇は両大師(右:親鸞聖人、左:蓮如上人)のスタンド掛軸(紫檀フレーム・古色本金裂地)です。仏像の後ろには、きらびやかな桜の装飾が施されています。両脇にはスリットが入っていて、奥にLEDが仕込まれた間接照明となっています。浄土真宗ではご本尊と両脇を掛け軸にされることが多いのですが、この装飾や間接照明などのお仏壇の意匠が隠れないようにあえて仏像と小さめのスタンドを選ばれました。天井に取り付けたLEDもあわせ、仏像を美しく際立たせて演出するような形になっています。とても綺麗ですね。
朱蝋燭は、お魂入れに必要なためいつも納品時にお持ちしています。普段はここにLEDの電池蝋燭を取り付けてお参りいただけます。電池なのでコードがなくてすっきりします。天井の明かりやスリットの後ろの間接照明も、もちろんLED照明となっているため、熱が出なくて安全でしかも長寿命です。
また、左側の花立は、お客様のご希望でお花や水がたくさん入る少し大きめのものをご用意しました。右側の蝋燭立もバランスをとって少し大きめで、それらを置いている下の卓(机)も通常より3センチほど大きいものに変更しています。三具足(花立・蝋燭立・香炉)はすべて真鍮製の鋳物で作られています。漆で焼き付け塗装をしており、少し黄色っぽくなっている柄の部分はその漆をわざと磨いて色をはがしたところで、立体感のある仕上がりになっています。
成約後に、採寸のため訪問させていただき、仏間の長押と仏壇の隙間に「仏間用すだれ」をお作りしました。あまりピッタリでない方が良いとのご希望で、仏壇との隙間を5cmほどあけています。
下段は収納になっています。展示品をご覧いただく中で気に入っていただいたものが3種類ほどあったのですが、収納が十分に用意されていたこともこのお仏壇をお選びいただく決め手になったようです。
また、手前には経机もご用意しています。日頃のお参りでは、こちらでお線香を焚いていただきます。おりんの布団や打敷と絵柄や色合いの統一感を持たせた経机掛けは、防炎加工が施してあるので、火にも強くて安心です。何種類もある中からお好きな柄を選んでいただくことが可能で、来店時ご一緒にお話ししながらこの柄をお選びいただきました。
ご夫妻が離れに住まわれてから30年ほど経つそうですが、いつかは奥様のご実家のお仏壇をここへ迎えようと、ずっと考えておられたそうです。今回、古くなったもともとのお仏壇のご供養も私どもにお任せいただいています。「いつかは」と考えておられたことがやっと実現して、喜んでいただくことができましたし、お二人にとっては感慨深いものがあったのではないでしょうか。このたびはそんな思いのこもったお仏壇のお買い替えにあたり、数ある仏壇店の中から当店をお選びいただきまして、本当にありがとうございました。以前から当店をご存じの方ということもあって、全幅の信頼を寄せていただき、私共もお気持ちにお応えすべく誠心誠意お手伝いをさせていただきました。どうぞ末永いお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。何かお困りの際には、いつでもお声かけくださいませ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。