家具調ウォールナット15号、日本製のお仏壇。浄土真宗本願寺派、滋賀県高島市のお客様
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日本を代表する産地彦根で、こだわりの手造り仏壇を製造しております、井上仏壇の井上昌一と申します。
滋賀県高島市のお客様より、家具調ウォールナットのお仏壇をお求めいただきましたので、ご紹介いたします。
滋賀県高島市のお客様 浄土真宗本願寺派 家具調仏壇 ウォールナット 15号
今回のお客様は、高島市にお住まいの方です。高島市から当店までは、車で1時間半くらいと少し距離があるものの、滋賀県では「仏壇と言えば彦根」と思ってくださる方も多くおられます。高島市にはお仏壇屋さんが少ないため、少し遠方ですが当店にもたくさんのお客様にお越しいただいています。今回のお客様は、彦根で3軒ほどお仏壇屋さんを回られて、当店にもお越しくださいました。遠方なのでインターネットであらかじめ見るお店を決めておいて、その日のうちに決めたいと準備されてきていました。
お話を伺うと、お父様を亡くされてお仏壇を探しておられました。兵庫県にあるご実家には古い小型の金仏壇があるとのことでしたが、古くなっていてご自宅の雰囲気には合わないので、新しくお仏壇を求めたいと思われたそうです。展示されているお仏壇の中で、家具調のウォールナットのお仏壇をご覧になって、「井上さんでお願いするならこのお仏壇がいい」と気に入ってくださいました。予定されていた他のお店も見てみたいとのことで一旦お見送りすると、数時間後に再度ご来店、当店でお求めいただくことになりました。
お客様のご自宅にご納品した時の様子です。家具調胴長 ウォールナット、15号(幅45㎝×高さ130㎝)の日本製のお仏壇です。胴長は、お仏壇の下の台まで一体となったタイプです。他にご自宅にある家具の上に置いてお祀りする上置きタイプもあります。当初は押入れを仏間に改造しようかという案もあったのですが、そこまで大がかりなことをしなくてもいいということになり、和室の床の間に設置させていただきました。ウォールナットは落ち着いた濃い目の色合いで、家具調仏壇の中では一番人気です。
ご本尊は阿弥陀如来、両脇は九字十字名号、浄土真宗本願寺派のお仏壇です。掛け軸は、兵庫のご実家様にある金仏壇のものを使いたいとご希望がありました。サイズが合わないことも多いので、サイズ調整してから掛けることなどをご説明していたのですが、お送りいただいた掛け軸をかけてみるとなんとピッタリでした。(下記写真参照) 状態もまずまずでしたので、このまま使われることもできますし、この際きれいに表装直しすることもできますとお伝えすると、今回はホコリをとる程度でそのままの状態で使用することになりました。ご本尊の手前にある過去帳もサイズがピッタリでした。とても珍しいことです^^
仏具は新調されました。過去帳の両脇は高杯(たかつき)、ご本尊手前がご飯をお供えする仏器、一番手前の段にあるのはお線香立とお蝋燭立、花立です。蝋燭は、コードがいらない電池式のLEDライトです。抜き差しできるので、本物の蝋燭を使われるときは差し替えます。
こちらは、納品前に工房で、お送りいただいた掛軸をお仏壇にかけて、確認した様子です。バランスを見て、「こういう感じになります」とお客様にもお写真をお送りして見ていただきました。
また、ガラスの須弥壇の下から光を当てることで光の屈折を利用した幻想的な演出は、このお仏壇の特徴でもあります。お客様にも気に入っていただけました。ご本尊の上にもLEDライトが設置されています。
お客様は大変喜んでくださり、後日お声も寄せて下さいました。
ピンとくるお仏壇があったこと、押しつけ感のない対応で信頼できたことから、当店でご購入くださったとのあたたかいお言葉をいただきました。お忙しい中、お客様の声へのご協力を賜り、本当にありがとうございます。今後とも末永いお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。何かございましたら、何なりとご相談くださいませ。
お客様がイメージされているお仏壇や、ご希望・ご事情などは、お一人お一人で様々です。もちろん、「ぜひ当店でお求めいただきたい」という気持ちもありますが、一番大切なことは、お客様が満足されること・喜んでいただくことです。当店では、お客様のお話を丁寧に伺って、ご不安な点は相談いただくなど、お客様お一人お一人のお気持ちに寄り添ったご対応を心掛けております。今回はそうしたご対応を評価いただけて、大変励みになりました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。