一間仏間へ紫檀系家具調仏壇をご納品。真宗大谷派、滋賀県竜王町のお客様

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日本を代表する産地彦根で、こだわりの手造り仏壇を製造しております、井上仏壇の井上昌一と申します。

今回は、滋賀県竜王町のお客様宅の一間仏間へ、日本製のお仏壇紫檀系家具調仏壇（16号）を納めさせていただきましたのでご紹介いたします。

紫檀系家具調仏壇　16号　日本製
滋賀県竜王町のお客様真宗大谷派（お東）

今回のお客様は、竜王町にお住まいの方です。亡くなられたご主人様の初盆を前に、お仏壇のご購入を検討されていました。ご自宅には仏間があり、そこへ新しいお仏壇を設置されたいというご希望でした。

こちらは仏間の襖を開けたところです。今回のお客様のご自宅には、とても立派な一間（いっけん）仏間がありました。一間仏間は、間口が一間（1.8m）ある格式ある仏間で、伝統的な大きなサイズのお仏壇を設置できる広さがあります。ですがお客様は、お手入れなどがしやすいコンパクトなお仏壇をご希望でしたので、襖を閉めたときに仏間の隙間をうまく隠すことのできる、こちらの日本製の紫檀系の家具調仏壇を気に入っていただけました。お仏壇の戸巾は16号（約48㎝）となっています。

【本尊】阿弥陀如来立像　総カヤ　金泥描き　六角台座
【両脇】特上緞子手描き仕立て（両大師　親鸞聖人・蓮如上人）

真宗大谷派（お東）のお仏壇です。ご本尊は阿弥陀如来立像、材質は総カヤで金泥描き（※）、台座は六角台座となっています。仏像はひとつひとつ職人が手彫りした一品です。両脇の掛け軸は特上緞子（正絹）手描き仕立てで、こちらも最高級の仕立てをお選びいただきました。その上部には、熱を持たないので安全なLEDライトが設置されています。

※金泥描き：金の粉末を膠（にかわ）で溶いたもので描く伝統的な技法で、高級な装飾に用いられるもの

下の台の部分は、お参りする際はこのように扉を開けると一部を引き出せるようになっており、お参りに必要な品々を置くことができ、そのまましまうことも可能です。従来のお仏壇ですと、お仏壇の手前に設置した経机におりんなどを置いておきますが、こちらのお仏壇の場合、普段は扉を閉めて収納しておき、必要なときにサッと開いてお参りすることができます。また、お仏壇を直接仏間に置かずに床を保護する仏壇ガード台、生花と違って長く花を楽しんでいただけるプリザーブド仏花もあわせてお選びをいただきました。

こちらは今回同時にご購入いただいたお骨壺になります。ご遺骨の一部を身近な場所に置いておかれ、手を合わされたいというご希望でした。素材は真鍮（しんちゅう）製で、高さは6cmほど、重さは270gと十分な重量があります。こちらは「シンプルモダンスターライトブルー」という色合いになります。（台は別売となっています）

こちらがお骨壺のカタログ（抜粋）です。色や仕上がりの違う数種類から選ぶことができ、当店にも実物を展示しております。ご家族様のご遺骨をすべてお墓に納めるのではなく、一部を手元に置いて毎日近くに感じたいというお客様にご好評をいただいております。

仏間の襖を閉めるとこのようになります。ちょうどよい感じで、仏壇の両脇の隙間を隠すことができており、お客様にも大変喜んでいただけました。また今回はご主人様の初盆ということで、盆提灯もご用意させていただきました。お客様のお住まいの地域では、必ずしも初盆に盆提灯を用意しなくてはいけないというわけではないこともお伝えしましたが、ご希望いただきましたのでご用意いたしました。ご主人様のため、十分なご供養をしたいという強いお気持ちを感じました。

今回は、広めの一間仏間にご希望をいただいたコンパクトなお仏壇を設置させていただきました。彦根に限らず滋賀県内や周辺地域にお住まいで、お仏壇をお探しの方にも、伝統的で格式ある同様の仏間が、ご自宅にあるという方も多いかもしれません。もちろん、こうした仏間にピッタリのサイズのお仏壇を選ぶこともできますが、最近はお手入れ等がしやすく、子や孫に受け継ぎやすいコンパクトなお仏壇をご希望の方も増えてまいりました。

こういったご希望の場合、事前に仏間のサイズを測ること以外にも、可能でしたらご来店時にお写真を撮ってきていただくとよりスムーズです。お仏壇を設置した際の様子をイメージしやすく、「どうしたらいいかな」と悩まれている場合も、より具体的に、一歩進むようなお手伝いができるかと思います。今回のお客様のようなケース以外にも、一部を物入れにしてお仏壇のサイズに合わせて仏間を改造したケースもあります。お客様のご希望とご自宅の状況に応じてご提案しておりますので、お悩みの方はぜひ一度お気軽にご相談くださいませ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。